保健室だより
- 3700
- 1

「設計図」を読みこなす
家を買うか建てるかすれば、建物の図面が付属で付いてきます。ただし、少し古い家を買う時には、ちゃんとした図面が残されていないことも多いです。新築で建てられた時にはあったはずの図面ですが、その後、それらがきちんと保管されていなかったり、紛失してしまっていたり、売買時に引き渡すことを忘れてしまっていたり、かなり扱いがいい加減になってしまっている「設計図」ですが、とても大事なものです。 設計図面を大事に保管しよう 図面をしっかり保存しておくことが、その後の建物の改修やメンテナンスの際に必要となるものであり大事です。もし、売却して持ち主が変わってしまう場合でも同じことです。図面を保管することを法律で義
- 3392
- 1
時代の夜明けとなるか、不動産の「民主化」がひそかに進行中
時代は常に移り変わります。現代を生きる我々には自覚がなくとも、50年、100年後と時代が変わって振り返ってみると、「あの頃はあんな時代だったな」と気づくものなのかもしれません。 日本の民主化の歴史 今から百年前の日本は大正時代で、デモクラシーという民主化の流れが大きくうねりを上げた時代でした。明治維新から半世紀を経るなかで、多くの事件があり、血も流れ、民衆が実権を勝ち取っていきました。その後、太平洋戦争、敗戦、占領という後退と前進を重ねながら今の憲法が定められ、基本的にはその枠組みの中で成長、繁栄し続けて現代の日本があります。 さて、この先はどうなるのでしょうか?その答えは、みなさんがそれ
- 3075
- 1

セルフサービス(DIY)の時代
なにげに増えている「DIY」 家いちばで売買経験者の50%以上の人が「DIY」予定で買ってます。二人に一人がDIYをやるという、DIYの広がりを感じます(DIY=Do It Yourself:自分でやるという意味)。この背景にまずホームセンターの普及があります。全国どこでも巨大なホームセンターがあって、工具どころか、家が一軒建てられるくらいの道具と材料が揃います。工具類もひと昔前よりもかなり安価で手に入るようになりました。さらに最近では、YouTubeを観れば、ほとんどの工事のやり方を動画で学べるようになりました。それでDIYをやる人が増えれば、その人たちがアップする動画も増えて、さらなる拡大
- 4992
- 1




復興の跡に静かに存在感を示す「震災遺構」となった建物と町並み
2011年に津波をともなう甚大なる地震の被害を受けた東北の太平洋沿岸地域も、あれから10年以上が経ち、多くの町で道路などのインフラもひと通り復興し、日々の活動を取り戻しています。 自然の力に対して人間は無力 私自身、地震から4か月後に、津波の被害のあった沿岸部を北から南まで車で3日間、見て回りました。まだ、津波が引いた跡の水たまりも残っているほどの頃で、一体は何処も戦争後の焼け野原のような状況でした。特にボランティアでもなく、写真を撮って回るだけの旅でした。それでも、この「教訓」を目に焼き付けておきたいという一心でした。 震災後の被災地の状況(筆者撮影) https://www.dropb
- 3335
- 3
新築マンションの魅力
現在、新築マンションの建築費が高騰しており、2023年度の東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県新築マンションの平均価格は8,108万円で、おととしより約29%も上回ったと言われております。昨今は、少し前よりもリノベーション、DIYなども世の中に広まり、中古マンションの人気や価値も上がっていますが、新築マンションの価格上昇には追いつきません。 では、新築マンションの魅力はなんでしょうか。私自身、元は新築マンションを建築する会社に所属していたので、その仕事をする中で感じたことを踏まえてお話したいと思います。 土地価格高騰の中で、平均面積(占有面積)も変化しています。分譲時価格の上昇を抑えるために
- 2672
- 1
分譲マンションって要するに「区分所有」です
街を見渡せば、マンションがかなり増えましたね。数字で見ると、都民の3割が分譲マンションに住んでます。湾岸エリアはタワーマンションがひしめき合ってる状況で、さらに建設中のタワマンがあちこちに見られます。この比率は今後も増える傾向です。 便利で快適な「分譲マンション」が定着 それは、マンションが利便性と快適性を兼ね備え、進化して、住まいの選択肢として認められてきた証です。私自身、分譲マンションを作る仕事をしていたこともあり、よく分かります。当時はマンションブームで、ちょうどモデルルームも豪華に派手になった頃で、大手不動産会社をはじめ、各社がしのぎを削って新商品開発に躍起になってました。今では当た
- 4795
- 0

建物の「構造」を超シンプルに理解する方法
普段はあまり意識することがない建物の「構造」ですが、買おうとしている空き家が少し傾いていたりすると、「大丈夫かな?」と心配になることがあります。また、自宅をリノベーションなどする際に柱などが邪魔になって思うようなリノベができなかったりします。ここで建物の構造問題が立ちはだかります。 「ジャングルジム」のような造り まず最初に理解すべきことは、建物は大きく「構造体」と呼ばれる部分とそれ以外の「仕上げ」部分とに分かれているということです。構造体が建物を支え、地震や風などの外力に耐えうるように造られています。一方の仕上げ部分は、建物を支えることには役に立っておらず、あってもなくても、建物がひっくり
- 2771
- 3
【空き家幸福論】問題解決のゴールは何か?
空き家が増え続ける理由 「空き家問題」が社会問題として叫ばれるようになって久しい。この20年で空き家が倍増している。直接の原因は人口減少にあるから、予測されたものだ。生まれる人口が減って、死んでいく人口が増える「少産多死」という、日本は高齢化の次のフェーズに入っている。火葬場が足りないくらいお年寄りがたくさん亡くなっている。毎年、130万人の人が亡くなっている。これは百万都市のさいたま市の人口と同じ数字だ。この急速な人口減少の一方で、新築住宅が大量に作られている。毎年90万戸もの新規住宅が供給されている。この狂気的とも言える状況から大量の空き家が発生している。毎年20万戸が空き家となって増え続
- 3108
- 1


なかなか厄介な「アスベスト」問題
あまり詳しくは知らないけど聞いたことはある。そういう用語が不動産関連でいろいろありますが、そのひとつとして「アスベスト」があります。まずひとつ言えることが、「アスベストなんか関係ない」と言い切れる人がほとんどいないくらいに他人事でない問題です。なおかつ健康や人命にも直結する重要問題でもあります。 身の回りのあらゆるものにアスベストが含まれる アスベストとは、建築材料をはじめ、自動車の部品なども含めて、その部材の強度などを高める目的で混ぜ合わせる物質で、繊維状の形をした微細な材料です。目に見えないくらい小さいので、簡単に見分けがつきません。安価で熱などにも強いため、爆発的に普及し、身の回りのあ
- 3319
- 1
「リノベーション」が日本に根付いた歴史
ひと昔前、「リフォーム」という言葉が広まりました。確か「劇的ビフォーアフター」というテレビ番組が人気となったあたりからと記憶しています。それ以前は、表す言葉が存在しないくらい、その行為自体が珍しいものでした。せいぜい、「壊れたから修繕」や「狭くなったから増築」をするくらいでした。 そしていつしか、「リノベーション」という言葉が一般的になりました。これを最初に広めはじめたのはアートアンドクラフト(https://www.a-crafts.co.jp/)やブルースタジオ(https://www.bluestudio.jp)あたりで、1990年代後半頃です。その後、そのライフスタイルに共感して同様
それ、売ってはいけない
...かもしれません。
その家には、
まだ役目が残っているかもしれない。
そんなふうに迷ったときのための
場所があります。
売ること以外の選択肢、ここから始まります。





