なんだかんだで「東京」に住む
言わずと知れた東京ですが、都市の規模として世界一なのです(以下ランキング)。これは「都市圏人口」として、都内だけでなく、神奈川の一部なども含めた連続した人口密集地をひとつの「都市圏」として集計したものとなります。 <世界の都市圏人口ランキング> 1位 東京 2位 デリー(インド) 3位 上海(中国) 4位 ダッカ(バングラデシュ) 5位 サンパウロ(ブラジル) 世界都市圏人口ランキング(セカイハブ) https://sekai-hub.com/statistics/un-urban-population-ranking-2024 東京は広さと人口の両方で世界ダントツ 東京が世界で最も「たくさんの人々が集まって暮らしている場所」ということになります。どちらかというと、インドや東南アジアの都市に人口が密集しているイメージがありますが、東京が一番なのです。実は、その都市圏の面積でのランキングも見てみると、その理由がよく分かります。 <都市圏面積ランキング> 1位 ニューヨーク 2位 東京 3位 シカゴ 4位 ロサンゼルス 5位 モスクワ 世界の都市圏人口(ウィキペディア) https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E9%83%BD%E5%B8%82%E5%9C%8F 人口のランキングとは顔ぶれが変わりますが、ここでも東京が2位と上位にランクインしており、なおかつ両方のランキングに上位にあるのは東京だけです。すなわち、東京は「人口も面積も大きな都市」としてダントツの存在なのです。 飛行機で東京を上空から見下ろすと、はるかかなたまで、建物がひしめくエリアが延々と続いている光景を目の当たりにします。「東京はでかいな」と感じる時ですが、それもそのはず、だって世界一ですから。 広大な都市圏を支える鉄道網 この広大な都市圏を支えているのは、ひとつは鉄道網です。都心から放射状に伸びる鉄道各線がいくつもあり、かなり遠方からでも日常的な通勤などの往復を可能にしています。これは世界的に見ても稀有な状況です。人口が多いから、さまざまなサービスが成り立ち、仕事も増え、選択肢も多くなります。それに、人口が多くても、都心から離れることで、豊かな自然環境も得られます。このように、選択肢と可能性の多さが、東京の大きな魅力と言えます。 二拠点ライフの「一拠点目」は東京 ところで、家いちばで物件を売ったり買ったりされている方々のうち、東京を中心とした1都3県に住んでる人が日本全体の40%ほどを占めます。売られている物件のほとんどが地方の田舎のものばかりですから、「東京の人が田舎の物件を買っている」という構図です。過去のブログで二拠点ライフの人気ランキングを紹介しましたが、すでに「一拠点目」として東京およびその近郊に住んでる人が大半だということになります。 二拠点ライフをするならどこがいい? https://ieichiba.com/blog/557 すなわち、「東京+○○」という組合せが一番多いのです。仕事や家族や仲間がいる関係で、東京を離れられない人も多いでしょうが、それだけでもない理由があります。飛行機や新幹線、高速道路など、あらゆる交通網の起点が東京に集中しています。これによって、東京こそが、日本中のどんな田舎でも、そこまでのアプローチが一番近い場所でもあるのです。 日本のどこに行くにも東京から 家いちばの仕事をしながら全国を飛び回りましたが、たとえば、秋田から北海道に移動しようとした時に、地図を見れば直接行くのが早そうに見えますが、実際には、一度東京に戻ってから移動する方が、費用も安く、時間も早いです。特に本数が多いから、スケジュールも合わせやすいです。鹿児島に行く場合、同じ九州にある福岡から行くよりも、東京から飛行機で行くほうが、安くて早かったりもします。 飛行機で地方の空港から羽田に降り立った時に、羽田空港の桁違いの巨大さにあらためて圧倒されます。羽田は世界ランキングでも5位に位置する世界的な空港でもあります。 空港旅客数ランキング(Forbes) https://forbesjapan.com/articles/detail/70494/page2 もうここで、「東京か地方か?」という問いには答えるのはやめざるを得ないでしょう。それらは比較するものではないのです。東京は、やっぱり特別です。世界が羨望する大都市です。これはこれで、東京から離れてしまってはもったいないというとになります。まずは東京に拠点を置き、そこから日本中、あるいは世界中へのアクセスを手に入れる。そういう人生も捨てがたいものがあります。 (家いちばコンサルタント 藤木哲也)
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