不動産を直接売り買いする人たちの掲示板「家いちば」

田舎図鑑

生まれ育ったまちの思い出を残したい

忘れたくない景色、伝えたい記憶。

ここに残すことで、また誰かがこのまちに興味を持ってくれるかもしれない。

そんな思いをあなたに届けたい。

甑島(こしきじま)
鹿児島県薩摩川内市下甑町
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仕事で甑島に行くことになり、それまでも数多くの田舎に足を運ぶ機会はあったのですが、船で行くような離島は初めてでした。薩摩川内からフェリーで1時間半の船旅となり、正直不安しかありませんでした。事前情報としてその島が「Dr.コトー」のロケ地だということくらいでしたが、なおさら不安になりました。要するに、僻地を絵にかいたような場所ということ。僕は、昔の薩摩藩の時代から小舟で統治してきたことを思い出し励ますことにしました。ところが、フェリーが思いのほか最新式に見え、すっかり安心して甲板からの眺めを楽しみ、幸いに波はきわめて穏やかな日で、イルカの群れに遭遇し、そして時間が止まったような水面の「凪」も見て、神秘的な思いでした。東京からはるばる鹿児島の外れの港まで飛行機とレンタカーでやってきて、そこからの船旅。やっとのことたどり着いた島は、山脈のように高く目の前にそびえたっていました。仕事で役場の人にいろいろ世話になって、というか、わざわざ現場まで来てくれて、人情なのか、単に暇なのか分からなかったものの、とてもありがたかったです。宿の食事は魚介を使った素朴なもので、隣にいた常連客に聞くと毎日同じ料理らしい。その常連に凪の話をすると、荒れる時は船がひっくり返るほどになると脅され、あまり島に長居をしないことにして本土に戻り、そして次の日の雨の朝、ホテルを出るところのスロープで転倒をして足首を骨折するという災難に。ひとまずその右足を引きずりながら東京に戻り、全治3ヶ月の松葉杖生活となる。これでしばらく出張もできなくなり、幸いに仲間のおかげでしのぐことができたものの、会社をひとりで回さずに人を雇って組織化していこうとする転機となりました。これも甑島の神秘のひとつだったのかもしれません。
佐賀武雄
佐賀県武雄市
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私の故郷、武雄といえば、1,300年の歴史ある武雄温泉が有名です。弱アルカリ性の単純泉は、肌に馴染んで「美人の湯」と言われています。武雄温泉のシンボル「楼門」は、日本の近代建築をリードした辰野金吾が、東京駅と同時期に設計し、国指定重要文化財に指定されています。 また、最近では、御船山楽園ホテルの「らかんの湯」のサウナが、「サウナシュラン」で3年連続1位に選ばれるなど、サウナ―にも注目されています。2013年リニューアルオープンした武雄市図書館は、蔦屋書店・スターバックスを併設した官民連携の新しいスタイルの図書館として全国的に注目を集めました。帰省したおり、調べ物ついでにちょっと仕事することもありますが、WiFi完備でビジネスユースにも好条件。ICT教育や移住支援など、行政の取り組みは全国的にみても先進的で、田舎にあっては自由な気質で、移住者も増えてきているそうです。2022年9月には、西九州新幹線(武雄温泉駅〜長崎駅)の開通に伴い、長崎へはもちろん、博多駅への特急「リレーかもめ」の運行は1時間に2本になり、格段に便利になりました。首都圏との2地域居住を考える人にとりわけ魅力的なのは、九州佐賀国際空港(武雄市からクルマで約1時間)の駐車場は無料で、なおかつLCC春秋航空の「佐賀〜成田便」は約7,000円〜とリーズナブル!(注:現在コロナ禍もあり運行は週末のみ。平時は毎日運行)東京の大手広告代理店でカメラマンをしていた私の中学・高校の先輩は、8年ほど前に武雄にUターン。夫婦で自宅をゲストハウスにし武雄の魅力を伝えながら、週のうち数日は、博多経由の新幹線で広島県の大学まで出向き写真の講義を担当。さらに、海外での得意の天体写真の依頼があれば撮影クルーと成田空港待ち合わせで、これまでの仕事もこなしています。 先輩が運営しているゲストハウス → https://adonoan.com/info/ 九州の田舎を満喫しながら、いざとなったら福岡や東京へのアクセスも超便利。そんな穴場が、武雄の魅力です。 私が武雄市について書いた記事です。是非ご覧ください。 https://xtech.nikkei.com/kn/article/building/news/20130726/625630/ https://suumo.jp/journal/2014/10/16/71322/
向ケ丘遊園
神奈川県川崎市多摩区
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神奈川県川崎市多摩区の多摩川付近の向ヶ丘遊園で子育てをしました。新宿から電車で約20分。向ヶ丘遊園駅は小田急線始発駅で、高原風の屋根がとてもかわいい駅舎です。都会から近いにも関わらず、多摩丘陵の一角である生田緑地には蛍やタヌキが生息しています。升形山は横穴式の古墳があり、山へ登る階段は今年新しく更新されました。 地元の東生田小学校は集団登校があり、子供たちの縦の繋がりができて、上の子が下の子をお世話します。学校が終わると、山で遊んで昆虫採集をしたり、秘密基地を作ったり。日曜日には升形山の山頂でアスレチック遊技で遊び、展望台からは横浜のベイブリッジや新宿のビル群を眺めました。そのあとは生田緑地内のプラネタリウムに行き星空を見ながらお昼寝したり、岡本太郎美術館で「芸術は爆発だ」のパワーに触れたりできます。田舎暮らしに憧れる人や、古民家などの建物を見るのが好きな人にはたまらない、古民家の集落、日本民家園があり、移築された白川郷もあります。白川郷に移住はできないけれど、まるで田舎に移住した気分が味わえます。国指定重要文化財7件、国指定重要有形民俗文化財1件、県指定重要文化財10件、市指定重要歴史記念物7件の計25件の建造物が移築・展示されています。園内には、東日本の代表的な民家をはじめ、水車小屋・船頭小屋・高倉・歌舞伎舞台などの建物の他、遠路には、道祖神・庚申塔・馬頭観音・道標などの石造物、民家内には農具・機織り・藁細工・竹細工などの生活用具類を展示していたり、民家や民具に関する講座や企画展示、民俗芸能公演、お茶会など、年間を通じてさまざまなイベントが行われています。イベントでは子供たちと古民家大工入門に行き、砂壁を塗る体験もしました。着物で行くと入園料が無料の日があります。 さらに生田緑地にはバラ園があり、春と秋はたくさんの人が訪れます。バラを愛でながらの野外コンサートが開催されています。向ヶ丘遊園をお散歩すると、町のあちこちにドラえもん、パーマン、オバQ等のキャラクターの小さな銅像を見つけることができます。「藤子・F・不二雄」のミュージアムがあるからです。走っているバスのラッピングもドラえもんのキャラクターが描かれています。ミュージアムへは五ヶ村堀緑地という水路の横の遊歩道を歩きます。ミュージアムに着くまでに、いくつのキャラクターを発見できるかワクワクできます。 私は生田緑地で遊び、育ちました。同じように子供も山の自然の中でのびのび遊んで育ちました。そして現在は。孫も一緒に親子3代で休日を楽しむ場所となりました。駅前の再開発でタワーマンションを建設中です。新しいスーパーマーケットもオープンしました。東京ドーム3.5個分の向ヶ丘遊園地の跡地にはこれから天然温泉施設とグランピング、ショッピングモールができます。家族連れでぜひ遊びにきてください。
甲州鰍沢
山梨県富士川町
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青く広い空、櫛形山や南アルプスから流れ込んでくる澄み切った空気、そして甘くてごくごく飲める湧き水や井戸水、私はこのような自然豊かな富士川町(旧鰍沢町)でのびのびと育ちました。幼少期は近所の子たちと日が暮れるまで走り回り、本当によく遊びました。家の近くには今でも同級生のお友達の田んぼがあり、湧き水がこんこんと湧き出ています。当時はお腹がすいたら桑の実を採っては湧き水で洗い、お友達と楽しく食べたものでした。梅雨の季節には、ホタルが舞いました。夜空を見上げながら母と手を繋いでお散歩し、流れ星に願いを込めた日のことは今でも鮮明に私の心に刻まれています。富士川町(旧鰍沢町)は歴史的にも軌跡を辿れる、情緒のある町です。江戸時代、静岡県まで流れる富士川を中心に、富士川舟運という舟によってとても栄えた要所でした。車社会となってからは、だんだんと町の賑わいも少なくなってしまいましたが、今でも要所の名残りから、役所関係はかつての船着き場の地域に集約されています。 そんな町の中で一番盛り上がる季節は、春です。桜百選に選ばれている「大法師公園」の桜祭りには、毎年観光バスが列をなします。子供の頃、親戚と行った夜桜の花見の時、私の持っているコップの中に桜の花びらがひらりと舞い落ちました。幼いながらもとっても嬉しくて、花見の季節になると今でも必ずその光景を思い出し、懐かしさを感じます。 あれから何十年という時が経ち、合併から町の様子もだいぶ変わりました。道の駅「富士川」は、帰省時に必ず立ち寄る場所の一つとなっています。毎年隣町で開催される神明の花火大会は県下一大きい花火大会なのですが、富士川町内や道の駅も大変活気づきます。道の駅の芝生広場に寝そべりながら、夜空に打ち上がる大輪の花を夜風を感じながら眺める時間は、ここでしか味わえない最高に贅沢なひとときです。 最近では、テレビやネットニュースなどで町への移住者の話題も目にします。私も人生の折り返し地点です。あ~、また早くおいしい空気と水が飲みたいです。青く広い空を見上げ、夜には窓から月を眺めながら眠りにつきたいです。何か少しでも恩返しができればと、色々と思ったり考えたりする日々はこれからも続いていきます。
徳之島金見集落
鹿児島県徳之島町
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2024年3月、私たちは神奈川県逗子市から鹿児島県の徳之島(離島)に移住しました。都会の喧騒を離れ、自然豊かな南の島で、夫婦2人とゴールデンレトリーバーの愛犬と共に、新たな生活をスタートさせています。 <移住のきっかけ> 2023年10月に訪れた奄美大島・加計呂麻島・徳之島への旅行でした。リモートワークの仕事ということもあり、以前から移住を検討していた私たちにとって、この旅行はまさに運命の出会いとなりました。沖縄、宮崎、宮古島、石垣島など、様々な場所を検討しましたが、なかなか心がときめく場所に出会えませんでした。しかし、徳之島を訪れた瞬間、私たちは「ここだ」と確信しました。 <一目惚れした徳之島> 金見集落にあるジビエ料理店「とうぐら」でランチを食べた時、窓から望む景色に心を奪われました。美しいビーチだけでなく、山や大きな岩が織りなす幻想的な風景は、力強さと優しさを感じさせてくれました。 その後、金見崎ソテツトンネル、犬田布岬、ムシロ瀬、樹齢300年のガジュマルと石垣など、様々な観光スポットを巡りました。どこも観光客が少なく、プライベート感満載なのも魅力でした。そして何より、島の人々の温かい人柄に惹かれました。移住を考える上で、地域の人との関わりは重要な要素です。徳之島の人々は、私たちを温かく迎え入れてくれました。 <古民家DIYへの夢と空き家探し> 私は古民家などの空き家をDIYして住みたいという夢を持っていました。徳之島には多くの空き家があることを知り、旅行後すぐに住む場所探しを始めました。まずは「空き家バンク」で探しましたが希望していた金見集落の空き家は見つかりませんでした。そこで、NPO法人「あまみ空き家ラボ」の協力を得て、空き家ツアーに参加しました。 <運命の物件との出会い> 空き家ツアーで10件ほどの空き家を紹介していただき、その中で金見集落にある一軒の古民家に心を奪われました。築60年以上の古民家でしたが、梁や柱がしっかりとした美しい構造と、海を一望できるロケーションに惚れました。 <島暮らしの喜び> 移住して約2ヶ月が経ちますが、想像していた島暮らしとのギャップはほとんどありません。むしろ、島の人々の優しさに触れながら、徒歩2分の素敵なビーチで妻と愛犬と散歩する毎日が、想像以上に充実しています。<徳之島の魅力> 徳之島は、東京や大阪からの直行便がなく、アクセスが不便な場所にあります。しかし、その不便さもまた魅力の一つです。10月に訪れた時に見つけた「与名間ビーチ」や「手々浜海浜公園(キャンプが最高)」など、自然豊かなスポットもたくさんあります。コンビニ、スーパー、ホームセンターもあり、2024年12月には道の駅もオープン予定です。品揃えは都内と比べると限られますが、その物足りなさが「徳之島」の魅力だと私は感じています。 <サーフィンとコーヒーへの情熱> 私はサーフィンが趣味で、徳之島には人がほとんどいないサーフスポットがいくつかあります。日によっては貸し切り状態なので、思いっきり楽しむことができます。また、島ではコーヒー栽培にも力を入れており、私も将来的には自分の農園でコーヒー豆を栽培し、カフェを開くことを夢見ています。 <徳之島への移住を検討している方へ> 徳之島は、都会の喧騒を離れて、自然豊かな環境で暮らしたい方におすすめの場所です。一度訪れると、誰もが移住したくなるような魅力溢れる島です。 もし、移住に興味がある方は、ぜひ一度徳之島を訪れてみてください。
みちのく福島
福島県福島市
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とにかく人が良いです。おっとりした性格、人に優しい人が多く、地元の人に触れ合うと心がなごみます。近年餃子の店が増え、密かに餃子の街になろうとしているようです。都市としては、県庁所在地の割に発展しておらず、市政が下手。人口がなかなか増えないです。3.11の影響も当初はあったものの、今は特に影響が無くなり、地元の人は普通に暮らしています。良くも悪くも、昔からあまり変わらない街。山に囲まれた盆地で、北国なのに夏は暑い。冬の積雪はあまり積もらないものの、寒さは厳しいです。建物としての風景は新しくなりつつも、それに伴う街の賑わいは穏やかなまま。現在、福島駅西口、東口共に駅前の再開発が始まっていて、これが起爆剤になって活性化して欲しいところです。東北唯一の競馬場となる福島競馬場があり、飯坂温泉、土湯温泉、高湯温泉、福島市中心部から車で30分以内で行ける個性豊かな温泉が3つもあります。
岐阜東濃
岐阜県瑞浪市
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私が生まれ育ち、現在も家族と生活しているのが、岐阜県の東部に位置する瑞浪市です。恵那市で高校時代を過ごし、中津川市出身の主人の田舎に遊びに行くことも多いので、岐阜県東濃地方についてご紹介します。 この地域は、たくさんの自然に囲まれ『ザ・田舎』という景色が広がっています。そんな田舎ではありますが、高速道路も東西南北に整備され、名古屋まで電車1本で行けるという便利な土地柄のため、最近では東濃地方に家を建て、愛知県へお勤めになる方も増えていると聞きます。東濃地方の魅力をお伝えします。まずはやはり自然に囲まれていることです。 恵那山、御嶽山、遠くは伊吹山まで臨むことができます。中津川市、恵那市の山間の川は、とてもキレイで、夏の川遊びは最高です。マイナスイオンを全身で感じて過ごす時間は、最高の癒しの時間です。 次にお伝えするのは、歴史や伝統文化を感じることができるということです。この東濃地方には中山道が通っています。そのため各宿場町や沿道には、古い建物や遺跡が多く立ち並んでいます。また明智光秀生誕の地とも言われています。(諸説ありますが。)城跡も多く、歴史的な風情を残す町並みを感じることができます。伝統文化として各地域には歌舞伎小屋が残っており、地歌舞伎を伝承していく活動が盛んに行われています。私の娘も地歌舞伎に参加しており、秋の定期公演や各地へ出向いて披露する公演は、楽しみのひとつです。時代と共に消えつつある伝統文化もありますが、このすてきな伝統芸能は後世へ継承していってほしいと願っています。 そして地場産業でもある陶器の生産が盛んです。陶器やタイルの生産が盛んで、各地で行われる陶器祭りは、破格の値段で陶器が購入できるため、遠方からも多くのお客さんが来て、大変にぎやかなイベントです。陶芸家さんも多く、陶芸家さんのお家には立派な窯があり、素敵な作品を作ってみえます。また作陶教室も多く開催され、オリジナルの作品を作って楽しむこともできます。ちなみに私は毎年、地元公民館の陶芸教室で干支の置物を作っています。 そして最後にご紹介するのはグルメです。代表的な郷土料理と言ったら、からすみ(米粉菓子)、五平餅、朴葉寿司、栗きんとんです。お店でも購入できますが、各家庭でも季節毎によく作ります。祖母や母が作るこれらの料理が、私は大好きです。魅力溢れる東濃地方に興味を持ってもらえたら幸いです。 『東濃へ、いっぺんおいでなんしょ!』
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