保健室だより
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「リノベーション」が日本に根付いた歴史
ひと昔前、「リフォーム」という言葉が広まりました。確か「劇的ビフォーアフター」というテレビ番組が人気となったあたりからと記憶しています。それ以前は、表す言葉が存在しないくらい、その行為自体が珍しいものでした。せいぜい、「壊れたから修繕」や「狭くなったから増築」をするくらいでした。 そしていつしか、「リノベーション」という言葉が一般的になりました。これを最初に広めはじめたのはアートアンドクラフト(https://www.a-crafts.co.jp/)やブルースタジオ(https://www.bluestudio.jp)あたりで、1990年代後半頃です。その後、そのライフスタイルに共感して同様
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田んぼや畑を自由に売り買いできない「農地法」とはどんな法律か
日々、都会に暮らしていると忘れがちですが、日本は農業国でもあります。国土の14%が「農地」であり、一方で人々が暮らしている「宅地」が4%でしかありませんから、実にその3倍以上の広さです。東京から新幹線に乗り数十分もすれば、広大な田園風景が目の前に広がります。 環境白書(国土庁) https://www.env.go.jp/policy/hakusyo/h04/8257 国策として守られてきた農地 日本の産業構造は戦後に大きく変わりましたが、それでもこれら田園(農地)が守られてきました。そこに「農地法」の存在があります。農地法は戦後の占領下、GHQが強く進めた施策のひとつで、日本のそれまでの
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「お試し移住」「移住体験」はいかがですか?
「お試し移住」「移住体験」は聞いたことがあるでしょうか?これらは移住をする前に、その地域の空き家等の住宅を活用した施設での生活を数日〜数ヶ月体験できる仕組みで、主に各地方自治体(市役所等)が主となって行っております。近年、移住検討者が増えている中で、行政も移住支援に力を入れていますが、その中でも各地方自治体が主体で行なっているのが「お試し移住」です。10年前くらいから、ちらほら各地方自治体で「お試し移住」を行なっていましたが、最近は「移住」をする人も多くなったためか、「お試し移住」を行なっている地方自治体が一気に増えたように感じます。 お試し移住の費用は行政にもよりますが、無料で体験できると
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時代の夜明けとなるか、不動産の「民主化」がひそかに進行中
時代は常に移り変わります。現代を生きる我々には自覚がなくとも、50年、100年後と時代が変わって振り返ってみると、「あの頃はあんな時代だったな」と気づくものなのかもしれません。 日本の民主化の歴史 今から百年前の日本は大正時代で、デモクラシーという民主化の流れが大きくうねりを上げた時代でした。明治維新から半世紀を経るなかで、多くの事件があり、血も流れ、民衆が実権を勝ち取っていきました。その後、太平洋戦争、敗戦、占領という後退と前進を重ねながら今の憲法が定められ、基本的にはその枠組みの中で成長、繁栄し続けて現代の日本があります。 さて、この先はどうなるのでしょうか?その答えは、みなさんがそれ
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空き家を狙う「地面師」にご注意を
ネットフリックスで「地面師たち」が流行っていますね。「地面師」については今でこそ積水ハウスの大事件があり、それが映像化されたこともあって認知度は上がっていますが、それが無ければ不動産関連のお仕事に就いている人が知っているだけの単語だったかと思います。私も不動産業界に足を踏み入れるまで知りませんでした。地面師をご存知ではない方向けに簡単に説明をすると、「土地の所有者になりすまして購入希望者に売却をもちかけ、代金をだまし取る詐欺を行う者」です。 地面師は最近有名になった詐欺ですが、実は新しく出てきた詐欺ではありません。特に被害が多かった時期は今までに3回ありました。1つ目は戦後混乱期、2つ目は1
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【空き家幸福論】問題解決のゴールは何か?
空き家が増え続ける理由 「空き家問題」が社会問題として叫ばれるようになって久しい。この20年で空き家が倍増している。直接の原因は人口減少にあるから、予測されたものだ。生まれる人口が減って、死んでいく人口が増える「少産多死」という、日本は高齢化の次のフェーズに入っている。火葬場が足りないくらいお年寄りがたくさん亡くなっている。毎年、130万人の人が亡くなっている。これは百万都市のさいたま市の人口と同じ数字だ。この急速な人口減少の一方で、新築住宅が大量に作られている。毎年90万戸もの新規住宅が供給されている。この狂気的とも言える状況から大量の空き家が発生している。毎年20万戸が空き家となって増え続
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建物の「構造」を超シンプルに理解する方法
普段はあまり意識することがない建物の「構造」ですが、買おうとしている空き家が少し傾いていたりすると、「大丈夫かな?」と心配になることがあります。また、自宅をリノベーションなどする際に柱などが邪魔になって思うようなリノベができなかったりします。ここで建物の構造問題が立ちはだかります。 「ジャングルジム」のような造り まず最初に理解すべきことは、建物は大きく「構造体」と呼ばれる部分とそれ以外の「仕上げ」部分とに分かれているということです。構造体が建物を支え、地震や風などの外力に耐えうるように造られています。一方の仕上げ部分は、建物を支えることには役に立っておらず、あってもなくても、建物がひっくり
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白洲次郎に学ぶ「カントリージェントルマン」という生き方
家いちばのサイトでは「古民家」を探す人が最も多く、人気カテゴリーです。すでに田舎の古民家を買い、少しずつ自分でDIYしながら、庭先では家庭菜園で土いじりをし、時には友人を呼んで一緒に野良仕事で汗を流し、そういうライフスタイルを楽しんでいる人たちがたくさんいます。 あれからこんな風に使ってます(売主への手紙) https://ieichiba.com/thanks-letter 「いつかは自分も」と考える人が増えている テレビでもこのような田舎暮らしを紹介する番組を毎日ように見かけます。それは、視聴率がとれる話題であることの裏返しです。「いつかは自分も」と考えている人がたくさんいる証拠です。
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建物はなぜ「老朽化」するのか?
人が「老いる」のと建物とでは違う 建物を「老いる」と言うと、まるで建物が「生き物」みたいですが、そんなことはありませんよね。建物は骨組みや仕上げ材などたくさんの部材や設備機器などの集合体でしかないので、生き物ではありません。細かく見ていくと、個々の部材や機器が、自然現象として劣化していきます。摩擦や振動による摩耗、空気や紫外線に当たることによる酸化、硬化、その他衝撃等での破損や汚れの固着による美観悪化など、さまざまな「劣化」現象が起こりますが、これらは時間が経つにしたがって進行していく、止められないものです。最終的には、ひびが入って漏水したり、機器が動かなくなったりします。建物が古くなると、こ
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空き家を売るのに片付けしなくてもよい事情
空き家が増え続けていて社会問題となっています。日本は人口が急速に減り始めていることが空き家が増加する大きな要因であり、この状況は急には変えられず、今後も空き家が増え続けることがほぼ確実です。しかも、すでにほとんどの人にとって他人事ではない問題となっています。いつ実家の親が亡くなって、そこが空き家となってしまうのか不安を抱えている人も多いでしょう。 片付かないから空き家のままに 実家が空き家になってしまう時、たいていそれまで住んでいた家族の大量の家財道具がそのままになっていて、まずその片付けからやらないといけません。中には、自分が子供の頃の学習机などもそのまま残っている、ということも少なくない
それ、売ってはいけない
...かもしれません。
その家には、
まだ役目が残っているかもしれない。
そんなふうに迷ったときのための
場所があります。
売ること以外の選択肢、ここから始まります。



