不動産を直接売り買いする人たちの掲示板「家いちば」

保健室だより

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不動産を「売る」ことを恥とする文化

家いちばという個人で気軽に不動産を売り買いできるサイトを目指してもう10年くらいやっているが、2025年3月現在の掲載件数(売り出し中物件の数)がまだ1000件ほどしかない。国内には使われてない空き家が500万戸ほどあると言われてるのに比べてその0.1%以下だ。多くのは空き家は売ることで新しい利用者にバトンを渡し、空き家が空き家でなくなる可能性が高い。なのにである。 空き家を売らない理由 「売ればいいのに売ろうとしない」空き家の持ち主。この人たちの心理をいつも考えながらこのサイトを運営している。そこで思うのが、何か「売ってしまうことの後ろめたさ」があるのではないか?だ。特に田舎でありがちだが

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建築と不動産のあいだ

2つの業界の距離感 ちょっと業界の話をします。「家」に関して言えば「建築」でもあり、「不動産」でもありますが、これら2つの業界の間には、大きな溝があると言われてます。 根っこには許可業法がそれぞれ全く別の法律(宅建業法と建築士法など)で規制していることもあり、それぞれに協会などの公的団体が存在して組織化されている点があります。これは、どこの業界でもある話と思います。業界を取り締まる法律が異なれば、考え方や優先順位などが変わってくるのも当然です。 それぞれで働く「人」の違い しかし、本当に深刻なのは「人材」の問題です。ほとんど仕事の対象は同じものなのに、建築と不動産の業界ではそれぞれ異なるキ

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セルフサービス(DIY)の時代

なにげに増えている「DIY」 家いちばで売買経験者の50%以上の人が「DIY」予定で買ってます。二人に一人がDIYをやるという、DIYの広がりを感じます(DIY=Do It Yourself:自分でやるという意味)。この背景にまずホームセンターの普及があります。全国どこでも巨大なホームセンターがあって、工具どころか、家が一軒建てられるくらいの道具と材料が揃います。工具類もひと昔前よりもかなり安価で手に入るようになりました。さらに最近では、YouTubeを観れば、ほとんどの工事のやり方を動画で学べるようになりました。それでDIYをやる人が増えれば、その人たちがアップする動画も増えて、さらなる拡大

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工事会社へのお見積り依頼方法

「そうだ、リノベーションしよう!どこへ見積り頼もうか」の前に…建物のどの箇所をどんな風に、どんな素材を使ってリノベーションをするか、決めないといけないですよね。明確にやりたい事が決まっている場合、やりたい部分が限定的な場合には工事見積依頼は簡単ですね。例えば「古くなったお風呂を新しくしたい」「和室で畳敷きの部分をフローリングにして洋室化したい」などという場合には工事会社さんなどに直接依頼を行っても良いかもしれません。しかし、やりたいことが明確でない場合「築古の実家をリノベーションして使いやすい間取りにしたい」「中古の家を買ったので自分の家族に合った間取りや仕様にしたい」などという場合は図面等を

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建物の「構造」を超シンプルに理解する方法

普段はあまり意識することがない建物の「構造」ですが、買おうとしている空き家が少し傾いていたりすると、「大丈夫かな?」と心配になることがあります。また、自宅をリノベーションなどする際に柱などが邪魔になって思うようなリノベができなかったりします。ここで建物の構造問題が立ちはだかります。 「ジャングルジム」のような造り まず最初に理解すべきことは、建物は大きく「構造体」と呼ばれる部分とそれ以外の「仕上げ」部分とに分かれているということです。構造体が建物を支え、地震や風などの外力に耐えうるように造られています。一方の仕上げ部分は、建物を支えることには役に立っておらず、あってもなくても、建物がひっくり

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新築マンションの魅力

現在、新築マンションの建築費が高騰しており、2023年度の東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県新築マンションの平均価格は8,108万円で、おととしより約29%も上回ったと言われております。昨今は、少し前よりもリノベーション、DIYなども世の中に広まり、中古マンションの人気や価値も上がっていますが、新築マンションの価格上昇には追いつきません。 では、新築マンションの魅力はなんでしょうか。私自身、元は新築マンションを建築する会社に所属していたので、その仕事をする中で感じたことを踏まえてお話したいと思います。 土地価格高騰の中で、平均面積(占有面積)も変化しています。分譲時価格の上昇を抑えるために

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空き家を売るのに片付けしなくてもよい事情

空き家が増え続けていて社会問題となっています。日本は人口が急速に減り始めていることが空き家が増加する大きな要因であり、この状況は急には変えられず、今後も空き家が増え続けることがほぼ確実です。しかも、すでにほとんどの人にとって他人事ではない問題となっています。いつ実家の親が亡くなって、そこが空き家となってしまうのか不安を抱えている人も多いでしょう。 片付かないから空き家のままに 実家が空き家になってしまう時、たいていそれまで住んでいた家族の大量の家財道具がそのままになっていて、まずその片付けからやらないといけません。中には、自分が子供の頃の学習机などもそのまま残っている、ということも少なくない

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田んぼや畑を自由に売り買いできない「農地法」とはどんな法律か

日々、都会に暮らしていると忘れがちですが、日本は農業国でもあります。国土の14%が「農地」であり、一方で人々が暮らしている「宅地」が4%でしかありませんから、実にその3倍以上の広さです。東京から新幹線に乗り数十分もすれば、広大な田園風景が目の前に広がります。 環境白書(国土庁) https://www.env.go.jp/policy/hakusyo/h04/8257 国策として守られてきた農地 日本の産業構造は戦後に大きく変わりましたが、それでもこれら田園(農地)が守られてきました。そこに「農地法」の存在があります。農地法は戦後の占領下、GHQが強く進めた施策のひとつで、日本のそれまでの

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「ペット共生型賃貸」そして「猫賃貸」

新規ペット飼育数の増加 昨今、犬や猫と暮らすことをテーマにした賃貸住宅が増えています。特にコロナ禍に、在宅時間の増加や癒しを求める傾向から、新規のペット飼育数、飼育世帯数が増加したとの統計もあります。特に、猫の飼育数が増えているとのデータもあります。これにより、ペットと共に快適に暮らせる住環境へのニーズが高まり、ペット共生型賃貸住宅などが増えてきています。現在、賃貸市場では供給が増えて空室率が上昇しているため、不動産会社や大家は競争力のある物件を提供する必要があり、ペット共生型の賃貸住宅は、そういった特定の需要を狙うことで安定した入居率を確保しやすくする工夫の1つでもあると言えるでしょう。

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白洲次郎に学ぶ「カントリージェントルマン」という生き方

家いちばのサイトでは「古民家」を探す人が最も多く、人気カテゴリーです。すでに田舎の古民家を買い、少しずつ自分でDIYしながら、庭先では家庭菜園で土いじりをし、時には友人を呼んで一緒に野良仕事で汗を流し、そういうライフスタイルを楽しんでいる人たちがたくさんいます。 あれからこんな風に使ってます(売主への手紙) https://ieichiba.com/thanks-letter 「いつかは自分も」と考える人が増えている テレビでもこのような田舎暮らしを紹介する番組を毎日ように見かけます。それは、視聴率がとれる話題であることの裏返しです。「いつかは自分も」と考えている人がたくさんいる証拠です。

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老朽化したビル、建物の修繕、改修、維持保存などでお悩みではないでしょうか?

  • 大きすぎる一軒家、お屋敷、農家、商家
  • かつて商売をやっていた建物
    (工場、酒蔵、旅館、商店、倉庫など)
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  • 古い雑居ビル、老朽マンション、廃業施設、
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これらの問題を一緒に解決に向けてコンサルティングします。

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