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まだ使えるものを壊してしまう
のはもったいない!
古い建物を守る
昔の古い建物は新築にない雰囲気が魅力です。一方で、経年劣化で痛みがはげしく、修繕などの維持保全に費用がかかってしまうケースも多いです。そのため「壊して建て替えたほうが早い」とされ、先祖代々からの歴史と記憶を背負った建築的にも貴重な建物が日々取り壊されてしまっている現実があります。このままでよいのでしょうか。家いちばでは、これら古民家等を市場に流通(売買)させ、新しいオーナーにバトンを渡していくことを推進し、建物を末永く保存していくことが当たり前となるような社会を目指しています。家いちばの「セルフセル方式」であれば、その建物を本当に大事にしてくれるという買い手をじっくり選ぶことができます。
売買によって貴重な建物を守ることができました
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大事に使ってくださる相手を探して引き継ぐこと
町並みを守る
古い建物が残されることで、その「地域らしさ」が際立ちます。新しくビルなどを建てるだけでは個性を出すのは難しい時代です。また、既存の建物を活かしたまちづくりは、経済的な負担も環境への負荷も小さく済みます。個性のないどこも似たような街になってしまっては残念ですよね。まずは、ひとつひとつの今ある建物から大事にしていくこと。こういう流れが日本全体に広がっていくことを願っています。
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その地域特有の町並みを大切にしていきたい
既存集落を残す
古い建物が昔の集落にあることも多いです。古い集落は里山や田園風景に囲まれた中心市街地から離れ、都市計画からも外れた場所で、それでも地盤が強固で浸水にも強かったりします。昔の人は自然に寄り添って暮らしていたわけです。そういう集落が、空き家の増加で廃墟化し、消滅していっているところもあります。これらの家々も新しい世代に引き継いでいくことで、後世に大事に残していくことも可能となります。
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自然に囲まれた美しい集落が日本にたくさんあります
これも一緒にもらってください
空き家にたくさんの荷物が残ったままのことも多いです。そして、それをほとんどそのまま譲り受ける買主さんもまた多いのです。確かに新品ではないですが、食器や調理道具、冷蔵庫や洗濯機などの家電製品がそのまま使えるのは、ありがたいです。これらの「残置物」は、通常は売却前にすべて処分することが常識と言われていましたが、家いちばならではの「直接商談」によって、残すほうが当たり前となっています。中には蔵や倉庫にお宝が眠っているケースもあり、「宝さがし」もひとつの楽しみにすらなっています。
こんな残置物も
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いらないモノも人によっては「お宝」に
空き家問題を解消しよう
国内で空き家が8百万戸を超え、一軒家の7軒に1軒が空き家となり、さらに増え続ける一方で、社会問題化しています。空き家が増えることで個人の資産が目減りし、地域の価値も減退します。この悪循環が何十年も続いています。しかしそんな空き家でも活用したいという人が増えてきています。空き家が手に余ってきてしまったオーナー(売主)から活用したいという新しいオーナー(買主)にどんどん引き継げる「市場(マーケット)」を作っていくことで、空き家問題を解消して行きたいと考えています。
空き家数の推移
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出所:総務省「住宅・土地統計調査」に基づき当社にて作成
空き家が全国で400万軒
過去20年間で倍増
今後もさらに増加する傾向
空き家が増え続けていて社会問題となっています
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空き家の増加が地域と個人の悪循環を生む
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空き家を活用して
新しいライフスタイルを
こんな風に使ってます
家いちばで実際に物件を買った人のその後を「売主さんへの手紙」というタイトルでレポートしてもらっています。きっと、空き家で困っていた売主さんが一番びっくりでしょうね。
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自分の自由のままに
買ってから思いっきり趣味のDIYを楽しみたいという人も多いです。借りるのでなく買うからこそかなう自由です。DIYなら、自分のペースで進められるのも魅力です。例えば、しばらくは月1回くらいでセカンドハウスのように通いながら少しずつDIYを進めて、完成したら人に貸すという計画の人もいます。仲間や家族と一緒にDIYを楽しむような人もいます。
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自然に寄り添った暮らし
田舎の空き家が見直されています。都会にはない静けさと草木の匂い。おいしい野菜、魚介。そういう田舎暮らしも、交通網や物流、インターネットなど普及によってかつてよりも気軽に楽しめる時代です。自分で土地をいじり、作物を育ててみるのもいいです。もちろん、自然の厳しさ、不便さもあります。まずは週末別荘のような感覚ではじめるのもいいでしょう。
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多拠点ライフ時代の到来
住まいなど自分が普段活動する拠点を複数持つことを「多拠点ライフ」「マルチハビテーション」「デュアルライフ」などと呼び、実践する人がひそかに増えています。特にコロナ禍以降、リモートワークの浸透もあり、田舎に生活の中心を移し、「都心には仕事でたまに来る」程度の人が急増しています。多くの人が「本当の豊かさ」をそれぞれの考えで模索していることがうかがえます。なかには「自然災害時の避難場所」も兼ねて複数拠点を持つ人も増えてくるでしょう。まさしく新しいライフスタイルが広がっているのです。
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週末別荘
家庭菜園
リモートワーク
プライベートキャンプ
遊びの拠点
創作活動
コレクション収蔵
災害時の避難場所
ストーリーを受け継ぐ
ちょっとした発想の転換から生まれた家いちばの新しい不動産売買の「セルフセル方式」によって、売る人と買う人のコミュニケーションが生まれ、お互いのこれまでの人生、これからの人生に共感し、共鳴し、ある人の「ストーリー」がまたある人のストーリーへとつながり、重なり合い、その結果、町並みが守られたり、社会問題が解決したりと広がっていく。そうやって日本全体がハッピーになれれば、素晴らしいです。
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先祖代々の土地
思い出のつまった建物
なつかしい幼い頃の記憶
にぎやかな家族の笑い声
風にゆれる木々や小川の音
その大切な実家を譲る時が来た
このまま誰も住まず朽ちていくのは嫌だった
きっと大事に使ってくださることでしょう
この思いを引き継いで
新しいストーリーを重ねていってほしい
家いちばでは、空き家の流通を促進することで、
これら悪循環を止め、地域全体の活性化を目指します