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田舎図鑑
故郷の佐伯区
広島県広島市
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学校帰りの冒険、田んぼでの虫取り、夏休みのラジオ体操 そのあとの探検
田舎すぎて何もない、学校までの坂道が地獄
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鴻巣アートの森
埼玉県鴻巣市北根
森の素材が、子どもたちの
手の中でアートになる 鴻巣アートの森に入ると、足元にはたくさんの素材があります。 落ち葉。 小枝。 木の実。 石ころ。 土。 木の皮。 普段なら通り過ぎてしまうものも、子どもたちの手にかかると、急に表情を持ちはじめます。 「この枝、動物の角みたい」 「この葉っぱ、魚のしっぽに見える」 「この石、顔にしたらおもしろい」 森の素材には、ひとつとして同じものがありません。 曲がった枝、虫に食べられた葉っぱ、ざらざらした木の皮、少し重たい石。 それぞれが、自然の時間をまとっています。 子どもたちは、それらを拾い、並べ、組み合わせながら、自分だけの形を見つけていきます。 小枝の家。 落ち葉の羽。 木の実のごちそう。 土の上に描かれた森の地図。 完成した作品を持ち帰ることが目的ではありません。 風が吹けば形は変わり、雨が降れば森に戻っていく。 でも、その場で見つけ、感じ、考え、手を動かした時間は、子どもたちの中に残ります。 森の中の造形活動は、自然を材料にするだけではなく、世界と仲良くなる時間です。 落ち葉一枚から物語が始まり、 小枝一本から世界が広がる。 鴻巣アートの森は、まだ名前のない発見が生まれる場所です。鴻巣アートの森のある地域について 鴻巣アートの森のある地域で好きなところは、まず空が広いところです。 建物に囲まれすぎていないので、風の流れや季節の変化を感じやすい。 春には草木が動き出し、夏には緑が濃くなり、秋には落ち葉や木の実が増え、冬には森の輪郭がくっきり見えてくる。 都会のように、便利なものがすぐ近くにそろっている場所ではありません。 でもその分、子どもたちが自分の目で見つけるものがたくさんあります。 小枝、葉っぱ、虫、土、石、風の音。 何もないように見える場所に、実はたくさんの素材と発見が隠れている。 そこがとても好きです。 一方で、嫌いなところ、というより少し困るところもあります。 駅から近いわけではなく、車がないと行きにくい。 草も伸びるし、虫もいるし、夏は暑く、冬は寒い。 整えようと思えば、手間も時間もかかります。 でも、その不便さや手間の中に、この場所らしさもあります。 何でもすぐに手に入る場所ではないからこそ、そこに行く意味が生まれる。 自然は、人間の都合に合わせてはくれません。 だからこそ、こちらが耳をすませたり、手を動かしたり、工夫したりする必要があります。 鴻巣アートの森のある地域は、便利さだけで測れば、少し不便な場所かもしれません。 でも、アートの場所として考えると、その不便ささえも大切な素材になります。 好きなところも、少し困るところも含めて、 この土地には「何かを始めたくなる余白」があります。 その余白の中で、子どもたちと一緒に、これからもいろいろな発見を重ねていきたいと思います。
母との思い出・七ヶ宿町
宮城県七ヶ宿町
もう30年以上も前の高校
生だったころの思い出。 母は六十歳を迎える前に他界した。記憶に残る面影は、あの頃のまま。 気づけば、いつの間にか自分がその年齢に近づいている。 女子高生だった私は、仲の良い友達4人と、七ヶ宿町横川の橋のふもとで芋煮をした。 母は車で私たちと食材、鍋を川辺まで運び、近くの親戚の家へ向かった。 なかなか火を起こせず困っている私たちを、気が付いたら母が助けに来てくれた。 川辺にある木の皮や小枝を集め、あっという間に火をつけたあの時の母は、まるで魔法使いのようだった。 帰りはバスで帰る予定のはずが、通りがかりのトラックに乗せてもらうという、今では考えられない体験もした。 無線で話す運転手さんに夢中で質問したあの時間は、古い映画のワンシーンのように懐かしい。時は流れ、七ヶ宿町には「BOOK&CAFE こ・らっしぇ」というカフェと図書コーナーを兼ねた建物ができ、隣には湯けむりの立つ入浴施設もある。若い人が働き、コンビニにはおじいちゃんやおばあちゃんが買い物に訪れる。世代が交わる風景に、ほっとする。 宮城と山形の県境、江戸時代には参勤交代の大名が宿泊した宿も残る町。時代とともに人の流れは変わっても、自然の美しさと人の温かさは変わらない。 あと百年後、この町はどんな姿になっているのだろう。 私の中の七ヶ宿町は、母との思い出と高校生の無邪気な時間が重なり、一生忘れることはない。 好きなところ:自然豊かでのんびりしているところ。 イマイチなところ:野生動物が道路脇にいてびっくりすること。
京丹後
京都府京丹後市
京都府北部地方に位置する
京丹後市、みなさんがイメージする京都とは全く違う世界が広がっています。山々や海の大自然に囲まれ、冬の寒さは厳しく、降雪量の多い年は1.5mほど積もります。私が小さい頃は、家の前でよくかまくらを作って遊んでいました。天の橋立、伊根の舟屋地点から丹後半島をぐるりと一周ドライブすると、総距離100kmほど、くねくねと曲がりくねった細い断崖絶壁の道路から眺める袖志の棚田や、海の絶景三昧で、まるで日本のアマルフィー海岸とも呼ばれているそうです。夏には京阪神からたくさんの海レジャー客が訪れます。冬は、間人(タイザ)ガニを求めて、観光客が海沿いの旅館に押し寄せます。間人ガニ以外も海の幸は豊富で、雌のこっぺガニ、白イカ、夏牡蠣、トリガイ、伊根マグロ等、四季を問わず海のご馳走に溢れています。 趣味でサーフィン、魚釣り、盆栽、メダカのお世話、畑仕事に明け暮れる日々です。田舎暮らしは、スマホを見る時間がないほど大忙しです。太陽が昇り、夕日が沈む海を眺めたり、土いじりをしているその瞬間が楽しくて、人は大自然の恩恵を受け生きているんだな~、と実感させられます。 京丹後は1300年前の奈良時代から織物業が盛んでした。丹後ちりめん、西陣織、町を歩くと、あちこちの家から機織り機の音が聴こえてきます。今は後継者不足でどんどん減ってきているようです。風物詩は、昔から続く各町村の秋祭りです。赤ちゃんから大人まで参加型の、お囃子、神楽、神輿、三番叟、太刀振りの伝統を受け継ぎながら楽しみな行事となっています。 京都市内まで車で3時間半ほど要していましたが、近年、京都縦貫道が開通したことにより1時間半ほどで往来可能でとても便利になりました。今後は、観光、海や山のレジャーなどが楽しめる町となり、子供たちが元気いっぱい自然を体感できる地域になれば良いな、と密かに願っています。もうすぐ50歳ですが、ど田舎の京丹後で生まれたことを、今では誇りに思っています。
湘南二宮
神奈川県二宮町
祖母が住んでいて小さい頃
、夏休みや正月に沢山遊びに行っていました。夏休みになると、従姉妹も集まり、子どもたちで家の隣の山を探検していました。今は若い人が少なくなったからか、山を管理する人が居なくなったのか、草が生い茂って入れなくなっているような山です。その山にはサワガニやカブトムシが沢山居て、子どもたちの格好の遊び場でした。木からぶら下がったツルでターザンごっこやブランコを作ったり、筍やツクシ、蓬を持ち帰っては祖母と一緒に料理したり。祖父が持つ畑で一緒に野菜を収穫したりもしました。山と海に囲まれた場所であるため、少し車を走らせて、海水浴を楽しむこともありました。自然豊かで綺麗な川が流れるこの地域では初夏になると沢山の蛍が見られるスポットもあります。毎年、夏休みになって祖母の家に行くことを心待ちにしていました。元旦には吾妻山という名所である山に登り、初日の出を拝みます。満開の菜の花と、日の出と海の見える景色は他にはない素晴らしい景観です。最近でも年に数回は祖母の家に行きます。東京から東海道線1本で1時間弱の場所ではありますがなんとも言えないノスタルジーでゆったりとした時間が流れるこの街で過ごすと心がほっとします。 そんな思い出の場所でもあるこの地で結婚式を挙げました。海辺にある「指帆亭」という元別荘を改装したレストランです。ゆったりとした海を眺めることができ、美味しい料理を楽しめる素敵な場所です。少しずつ人口が減り、若い人たちが減っていることを年々感じますが、この海と山に囲まれた場所の魅力に惹かれて移住する人も最近はちらほら居るようで、最近は駅周りや海沿いにいくつかオシャレな飲食店も増えてきています。駅周りのなんとも言えない寂れた雰囲気と、駅から海に向かう道から覗く海の風景が好きです。
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