夕陽が沈む呉港の景色を眺めていると、日本の原風景を感じます
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売却へ至った経緯と、物件の現状につきまして、事業用にと2023年に購入した呉駅徒歩15分程度の物件ですが、購入時に気付けなかった瑕疵が見つかったことや、本業で修繕に行くことが難しくなったため手放すことを検討しています。 現状は荷物置き場として利用しつつ、現地の友人に簡易の休憩所として月5,000円で賃貸中です。ご覧いただいている方にご購入いただいた後も、2025年1月あたりまでは借り続けるとの意向をもらっているので、すぐの活用が難しくても購入直後から一応の家賃収入が発生する物件ではあります。 あらかじめ、当方で発見した瑕疵や購入時の懸念事項など記載させていただきます。ご納得いただいた上でご相談ください。呉市の土地柄、坂が多く当物件もイエローゾーンに該当しております。敷地内のガス管からガス漏れが起きている可能性が高いとのことで、都市ガスの利用が制限されております。ただ、広島ガスへ連絡したところ仮置きながらプロパンガスでの代用が可能とのことでした(ゆくゆくは修繕の必要がある、という前提ですが時期は明言されておりません)。敷地内の上水道の止水栓のバルブが固着しており、水道局の方曰く修繕が必要とのことでした。玄関横の地面のコンクリートを砕き、少し地面を掘ってから工事しなければならず、指定の水道業者さんへご依頼いただかないと水道の開栓ができない状況です。上物の状態は基本的に問題ないのですが、玄関と裏庭側のガラス戸が割れているので修繕が必要です。その他は空き家相応といった状態ですが、畳がふわついている部屋については畳と劣化した下地を剥いで補強の根太を入れ直しているので、お好きなフローリング材を張っていただければすぐにフローリング化ができる状態です。その他、心理的瑕疵など住む上で問題になる事柄は周辺住民さんなどにも確認しましたが、全くないとのことです。掘りごたつがあることや水回りに手を入れなくても良いこと、小さいながら前庭と裏庭があること、また微細ながら毎月の家賃収入も負担を抑える上でポイントになりそうです。固定資産税については免税点以下とのことでかかっておりません。水回りの補修は不要(広い浴槽&トイレ水洗)なので、見たところ上述したガス水道と上物の修繕のみですぐに住める状態になると思われます。時期は早ければ早いほどありがたいです。 物件の魅力について、「住みやすい立地」と「古民家暮らし」が両立できる点です。広島駅同様に呉駅も再開発が進み、2027年には旧そごう跡地が高層マンションと商業施設になる予定です。そんな呉駅まで徒歩15分程度という立地でありながら、駅前の喧騒とは打って変わって非常に落ち着いた雰囲気です。周辺の住人さん達も、修繕している私を見て「ここに住むんかね」「頑張れぇ」「ちょっと見てもいいですか?」と毎日声をかけてくださるくらい、ほのぼのしています。どことなく日本の原風景を感じながら修繕ができたのが印象深いです。排他的な雰囲気は一切なく、とても良くしていただきました。家の近くに新しくスーパーとドラッグストア、くら寿司ができたのでさらに住環境はグレードアップしています。また、玄関にある立派な梁や掘りごたつ、建築当時の木材が残った柱、欄間など至る所に古民家らしさが散りばめられたお家です。山間部を切り拓いて作られた呉の山手側にあるため、夕陽が沈む呉港の景色を眺めていると、吹き抜ける涼しい風も相まって軍港として栄えていた時代の空気を肌で感じられます。唯一無二の景色と空気で、思い出すと少し手放すのが惜しくなります。また、ガス、水道の修繕は買主様負担となりますが、それを差し引いてお値引き致しました。ご検討くださいませ。
【物件概要】※古屋付土地(現状渡し)となります 場所:広島県呉市東愛宕町 土地:170.54㎡ 建物:59.50㎡ 構造:木造平屋 現況:賃貸中(2025年1月あたりまで)
※現状有姿、および公簿売買でのお取引きとなります。
※地図の位置は物件近傍を示しています