不動産を直接売り買いする人たちの掲示板「家いちば」

家いちば見聞録

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いつの時代も繁栄し続ける街“高崎”の力はどこから来るのか

群馬県高崎市|北関東最大の商業と文化の都市 群馬県にあまり馴染みがなかった。高速道路や新幹線で、軽井沢など長野方面、あるいは関越トンネルを抜けて新潟方面へと向かう途中の通過点のイメージだ。帰り道の関越道の渋滞の前に腹ごしらえで高崎に寄ってよくパスタを食べた。高崎は「パスタの街」として有名で、大盛りで具たくさんの名店が数多くある。 静かな公園での大きな声 あらためて高崎市に行ってみた。ちょうど桜が見頃の季節だったが、「群馬の森」という広大な公園は静かに散策などを楽しむ人影をぽつりぽつりと見かける程度だった。 そこに突然、静寂を切り裂くように罵声のような女性の声が聞こえてきた。ぎょっとして、

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雄大な海浜と野菜畑が広がる“鉾田”のスローライフに何を見るか

茨城県鉾田市|メロン日本一の田舎町に残る開拓者たちの物語 家いちばでは毎日のように、全国の物件の契約書を作っている。私も、それらすべてに目を通すことを日課としているが、ある日、「おや?」と思った。鉾田市の物件の契約書が2件立て続けに回ってきた。それだけでも珍しいことなのだが、しかもいずれも「井戸水」「未登記」だった。偶然にしては出来過ぎている。どういうことなのか、自分の目で確かめてみたくなった。そういえばちょうど、メロンの季節ではないか。 メロン産出額日本一の鉾田市 鉾田市はメロンの産地として有名だが、その産出額は全国でも群を抜いており、2位を大きく引き離して日本一を誇る。ちょうど収穫の最

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関東平野を見渡す西側の拠点“高麗”から東京がどう見えるか

埼玉県日高市|都心から近く山と自然に囲まれた「渡来人の里」の町 先日、とある取材の関係で、中川寛子さんを日高市の高麗駅まで車で迎えに行く用事があった。中川さんは、住まいやまちづくりをテーマにする著名なジャーナリストで、テレビやウェブメディアなどでおなじみの方だ。たいてい、中川さんの行く先には面白いものがある。あまり知らなかった「高麗」について、興味が湧いた。 “高句麗”に由来する「渡来人の里」 それで、中川さんとの待ち合わせよりも前の時間で、付近を見て回ることにした。まず、高麗神社だ。地名を堂々とあしらった神社に何かあるはずという直感だ。行くと、広大な駐車場に驚いた。地域に親しまれているこ

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伊豆半島から突き出た小さな岬にひしめく温泉街“稲取”の風情を探る

静岡県東伊豆町|廃墟ホテルの先に見えた、小さな港町の暮らし 伊豆半島は、軽井沢と並んで国内有数の別荘地として知られている。中でも伊豆高原エリアは、広大な別荘地に加え、伊東温泉、大室山、城ヶ崎海岸などの著名な観光地を抱え、伊豆観光の中心地とも言える存在だ。その伊東市内を縦断する国道135号線をさらに南へ走り、赤沢温泉を過ぎた辺りから、伊豆の空気が変わる。洗練されたリゾート地の雰囲気が少しずつ薄れ、代わりに、古い温泉街特有の湿っぽさや生活感が濃くなってくる。 稲取岬の地形が生む独特の雰囲気 そこから、大川温泉、北川温泉、熱川温泉と、小さな温泉町が次々と現れる。いずれも、雄大な太平洋の水平線と、

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神奈川県の奥地、山北町は高速道路で“通過するだけ”の場所なのか

神奈川県山北町|丹沢山地に囲まれ、かつて東海道本線の要衝として栄えた町 東名高速道路は、日本経済の大動脈で、東京、名古屋、大阪の三大都市圏を結ぶ、日本の物流の屋台骨である。それが開通したのは、1969年。それからもうすぐ60年になる。その工事の最後の難所だったのが、大井松田と御殿場インター間で、神奈川県と静岡県の県境を越える付近だ。そこにあるのが、神奈川県の山北町だ。 神奈川と言えば、横浜や湘南など海のイメージが強い。しかし県西部へ向かうと、景色は一変する。丹沢山地の急峻な山々が迫り、その最深部とも言える場所にあるのが山北町だ。面積の9割は森林、しかも丹沢国定公園などの自然公園に指定されて

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かつての農家の屋敷林が“アートの森”に、人はなぜ「森林」に集まるのか

埼玉県鴻巣市|東京の郊外化が進む、田園地帯に囲まれた宿場町 懐かしい買主さんから連絡があった。家いちばで購入した物件でイベントをやるから来てほしいという。売買されたのは、もう8年ほど前のことだ。広大な森林のある農家のお屋敷で、売主さんはすでに駅前のマンションへ引越しをされ、長らく空き家になっていた。巨大な空き家だった。 森と屋敷をそのまま活かしてくれる買い手を探す 普通なら、こういう土地は更地になって宅地分譲されてしまうものだ。しかし売主さんは、この佇まいのまま活かしてくれる買い手を、自分たち親子の手で探そうと、家いちばに投稿された。 当時はまだ家いちばも立ち上げたばかりで、掲載物件も数

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昔から“よそ者”を引き寄せてきた富士山麓の港町、沼津の魅力とは

静岡県沼津市|明治時代からの別荘文化がこの街を育んできた 私は、はじめて行く土地では、まずできるだけ高いところに上ってそこから街を見下ろしてみることにしている。山の上から街の骨格を眺め、次にどこへ行くかを考える。この手順を踏めば、その街の「見どころ」をたいてい外すことはない。 上から見た沼津の街 沼津にはちょうど、香貫山という小高い山が中心部にほど近い場所にある。頂上までは登山道が続き、地元では「沼津アルプス」の一部として親しまれているようだ。実際に歩いてみると、高齢の方から子どもまで、地元の人がごく当たり前のように山登りを楽しんでいた。 わずか200mほどの低山ながら、山頂の展望台から

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世界屈指の雪国“十日町”が作る里山の美しさの秘密

新潟県十日町市|棚田とトリエンナーレに見る、雪国の風景の成り立ち 十日町は日本の、いや世界有数の豪雪地として有名だ。大陸からの湿った風が山脈にぶつかって大雪を降らせる、という仕組みは、昔学校の授業で習った。雪国の暮らしは不便そのものだ。九州に生まれ育った私からすると、どうしてあえてそんな不便な場所に住むのか、不思議でしょうがなかった。しかし、その疑問は、すべてひっくり返ることになる。 雪解けの季節の美しさ 季節はちょうど、桜が散りかけの頃。路肩や山肌にはまだ残雪がところどころに残り、遠くにそびえる山脈の雪渓が美しい。その雪解け水が流れ込む川は、轟々と音を立てて流れている。まるで大雨でも降っ

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古い建物を改修するか廃墟とするか、渋沢栄一の故郷“深谷”に学ぶ

埼玉県深谷市|資本主義の行き着く先を、この街で考える 深谷市に行けば、「渋沢栄一の生誕の地」と書かれた看板をあちこちに見かける。駅や市役所の前には、大きな銅像も立っている。正直に言えば、最初は偉人にあやかった地域おこしの一つにしか見えていなかった。渋沢といえば、晩年を過ごした東京・王子の飛鳥山。庭園や邸宅跡、立派な資料館もあり、むしろこちらが“本家”という印象だった。 尊敬する偉人の一人 渋沢栄一については、あらためて説明するまでもないが、「日本の資本主義の父」と呼ばれる人物である。彼が設立に関わった企業は500社以上とも言われ、現在の銀行、ガス、鉄道をはじめ、製紙、セメント、ビールなど、

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外房エリアの代表都市“茂原”はどこへ向かうのか

千葉県茂原市|時代の流れに翻弄されてきた中心市街地 家いちばの人気エリアに「房総」がある。千葉県の大部分を占める房総半島は、砂浜や断崖絶壁など多様な表情を見せる海岸線に囲まれ、一方で内陸部にはのどかな田園風景が広がる。比較的なだらかな地形で、都心からの距離も近いことから、バブル期以降はゴルフ場の開発が進み、それに伴って高速道路の整備も進んだ。 都心から近い田舎として人気な房総 1997年に東京湾アクアラインが開通すると、都心からのアクセスはさらに向上したが、それでもこの地域が持つ「のどかさ」は失われていない。今もなお、「都心から近い田舎」として多くの人を惹きつけている。 実は、家いちばの

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