企業の保養所跡の建物を活用してシェアハウスなどに
売りに出ていた保養所を購入しました。六甲山の頂上付近にあり、神戸や大阪方面までを見下ろせる絶景と、国立公園らしい緑深い自然の環境が気に入り、このロケーションを活かしてリノベーションをしてシェアハウスなどにしたいと考えています。建物はかなり古く築50年経っていますが、最近まで人が住んでいたので、劣化状況としては比較的良いほうだと思います。アウトドアをコンセプトにするなどシェアハウス以外の用途も比較検討したいです。収支面もよく考えたいところです。神戸市内ではありますが、山の中なので、交通アクセスに難があります。 【物件概要】 場所:兵庫県神戸市灘区 土地:2,436㎡ 建物:533.26㎡ 構造:木造、鉄骨造2階建、築50年 用途:保養所 現況:空き家 【コンサルティング内容】 建物の状況が比較的良好のようで、基本的には限りなくこのままの状態で最小限の投資で有効活用するのがよいかもしれません。眺望がとても素晴らしいのですが、それでこの山奥に住宅として借りてくれる人がいたとしてもどれくらいの賃料になるか分からないところがあります。あくまでもニッチなニーズでしょうから、そこから安定収益を期待できないのであれば、借り入れ含めた大きな先行投資は避けたいところです。また、リスク分散という観点では、活用する用途を組合せるのがよいかもしれません。元々エリアとしては観光の要素が強い場所ですから、宿泊やレジャー用途も検討すべきでしょう。ただしそれにしても、曜日や季節での変動要因も大きいと考えられるため、想定ターゲットなどをよく検討したいところです。コンセプト次第では、関西圏だけでなく、全国区からの移住や海外からの来訪も取り込んでいけるポテンシャルが十分にあると思われます。一方で、国立公園内の立地ということで、様々は法規制があると考えられるので、まずはその辺りを把握して進める必要があります。 <実施内容> ・法規制調査、役所ヒアリング ・市場調査、事業企画、収支計画 ・運営体制構築 ・改修工事のプロデュース (家いちばコンサルタント 藤木哲也)
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