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保健室だより

新築マンションの魅力

現在、新築マンションの建築費が高騰しており、2023年度の東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県新築マンションの平均価格は8,108万円で、おととしより約29%も上回ったと言われております。昨今は、少し前よりもリノベーション、DIYなども世の中に広まり、中古マンションの人気や価値も上がっていますが、新築マンションの価格上昇には追いつきません。 では、新築マンションの魅力はなんでしょうか。私自身、元は新築マンションを建築する会社に所属していたので、その仕事をする中で感じたことを踏まえてお話したいと思います。 土地価格高騰の中で、平均面積(占有面積)も変化しています。分譲時価格の上昇を抑えるために、小さめの間取りにすることが増え、現在の東京都23区のマンションの平均面積は平均60㎡に近づいています。23区のマンションはここ20年で価格は1.7倍近く上がっていますが、占有面積は6畳間1つくらい狭くなっています。近年建てられたマンションは、土地価格高騰、建築費上昇の中、限られた条件の中で価値のあるマンションを作るために商品企画にこだわっているマンションが多々あります その限られた面積をどう有効活用し、最新の流行に沿った特徴付けや最新設備、暮らしやすい家にできるかが新築マンション企画のキーポイントです。(昨今の例ではリモートワークスペースなど)それが他社の商品との差別化にも繋がり、販売のしやすさにもつながります。また、外観やラウンジのデザインにもこだわり、購入検討者の心をくすぐるカッコいいデザインにも拘っています。当然、これらのデザインや商品企画には費用もかかります。また、良いタイルや石などの素材を使えば、材料費も高くなります。(タイルや石の素材は入居後の修繕費用にも影響します)これらの商品企画のこだわりが詰まっているのが近年のマンションなのではないかと私は考えています。 新築のマンション、設備仕様も最新、拘りのデザインは、きっと住まう人の誇りにもなるでしょう。それだけではなく、もちろん「新築」ということで市場的な価値もあります。 家を購入する際には、どこに重きを置くか、将来的にその家をどうするかを含めてご自身でよく考えて、新築を買うか、中古を買うか、マンションを買うか、戸建を買うか見極めてください。それぞれの魅力があります。 (家いちばコンサルタント 秋元絵美香)

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