不動産を直接売り買いする人たちの掲示板「家いちば」

田舎図鑑

生まれ育ったまちの思い出を残したい

忘れたくない景色、伝えたい記憶。

ここに残すことで、また誰かがこのまちに興味を持ってくれるかもしれない。

そんな思いをあなたに届けたい。

甲州鰍沢
山梨県富士川町
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青く広い空、櫛形山や南アルプスから流れ込んでくる澄み切った空気、そして甘くてごくごく飲める湧き水や井戸水、私はこのような自然豊かな富士川町(旧鰍沢町)でのびのびと育ちました。幼少期は近所の子たちと日が暮れるまで走り回り、本当によく遊びました。家の近くには今でも同級生のお友達の田んぼがあり、湧き水がこんこんと湧き出ています。当時はお腹がすいたら桑の実を採っては湧き水で洗い、お友達と楽しく食べたものでした。梅雨の季節には、ホタルが舞いました。夜空を見上げながら母と手を繋いでお散歩し、流れ星に願いを込めた日のことは今でも鮮明に私の心に刻まれています。富士川町(旧鰍沢町)は歴史的にも軌跡を辿れる、情緒のある町です。江戸時代、静岡県まで流れる富士川を中心に、富士川舟運という舟によってとても栄えた要所でした。車社会となってからは、だんだんと町の賑わいも少なくなってしまいましたが、今でも要所の名残りから、役所関係はかつての船着き場の地域に集約されています。 そんな町の中で一番盛り上がる季節は、春です。桜百選に選ばれている「大法師公園」の桜祭りには、毎年観光バスが列をなします。子供の頃、親戚と行った夜桜の花見の時、私の持っているコップの中に桜の花びらがひらりと舞い落ちました。幼いながらもとっても嬉しくて、花見の季節になると今でも必ずその光景を思い出し、懐かしさを感じます。 あれから何十年という時が経ち、合併から町の様子もだいぶ変わりました。道の駅「富士川」は、帰省時に必ず立ち寄る場所の一つとなっています。毎年隣町で開催される神明の花火大会は県下一大きい花火大会なのですが、富士川町内や道の駅も大変活気づきます。道の駅の芝生広場に寝そべりながら、夜空に打ち上がる大輪の花を夜風を感じながら眺める時間は、ここでしか味わえない最高に贅沢なひとときです。 最近では、テレビやネットニュースなどで町への移住者の話題も目にします。私も人生の折り返し地点です。あ~、また早くおいしい空気と水が飲みたいです。青く広い空を見上げ、夜には窓から月を眺めながら眠りにつきたいです。何か少しでも恩返しができればと、色々と思ったり考えたりする日々はこれからも続いていきます。
湘南二宮
神奈川県二宮町
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祖母が住んでいて小さい頃、夏休みや正月に沢山遊びに行っていました。夏休みになると、従姉妹も集まり、子どもたちで家の隣の山を探検していました。今は若い人が少なくなったからか、山を管理する人が居なくなったのか、草が生い茂って入れなくなっているような山です。その山にはサワガニやカブトムシが沢山居て、子どもたちの格好の遊び場でした。木からぶら下がったツルでターザンごっこやブランコを作ったり、筍やツクシ、蓬を持ち帰っては祖母と一緒に料理したり。祖父が持つ畑で一緒に野菜を収穫したりもしました。山と海に囲まれた場所であるため、少し車を走らせて、海水浴を楽しむこともありました。自然豊かで綺麗な川が流れるこの地域では初夏になると沢山の蛍が見られるスポットもあります。毎年、夏休みになって祖母の家に行くことを心待ちにしていました。元旦には吾妻山という名所である山に登り、初日の出を拝みます。満開の菜の花と、日の出と海の見える景色は他にはない素晴らしい景観です。最近でも年に数回は祖母の家に行きます。東京から東海道線1本で1時間弱の場所ではありますがなんとも言えないノスタルジーでゆったりとした時間が流れるこの街で過ごすと心がほっとします。 そんな思い出の場所でもあるこの地で結婚式を挙げました。海辺にある「指帆亭」という元別荘を改装したレストランです。ゆったりとした海を眺めることができ、美味しい料理を楽しめる素敵な場所です。少しずつ人口が減り、若い人たちが減っていることを年々感じますが、この海と山に囲まれた場所の魅力に惹かれて移住する人も最近はちらほら居るようで、最近は駅周りや海沿いにいくつかオシャレな飲食店も増えてきています。駅周りのなんとも言えない寂れた雰囲気と、駅から海に向かう道から覗く海の風景が好きです。
徳之島金見集落
鹿児島県徳之島町
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2024年3月、私たちは神奈川県逗子市から鹿児島県の徳之島(離島)に移住しました。都会の喧騒を離れ、自然豊かな南の島で、夫婦2人とゴールデンレトリーバーの愛犬と共に、新たな生活をスタートさせています。 <移住のきっかけ> 2023年10月に訪れた奄美大島・加計呂麻島・徳之島への旅行でした。リモートワークの仕事ということもあり、以前から移住を検討していた私たちにとって、この旅行はまさに運命の出会いとなりました。沖縄、宮崎、宮古島、石垣島など、様々な場所を検討しましたが、なかなか心がときめく場所に出会えませんでした。しかし、徳之島を訪れた瞬間、私たちは「ここだ」と確信しました。 <一目惚れした徳之島> 金見集落にあるジビエ料理店「とうぐら」でランチを食べた時、窓から望む景色に心を奪われました。美しいビーチだけでなく、山や大きな岩が織りなす幻想的な風景は、力強さと優しさを感じさせてくれました。 その後、金見崎ソテツトンネル、犬田布岬、ムシロ瀬、樹齢300年のガジュマルと石垣など、様々な観光スポットを巡りました。どこも観光客が少なく、プライベート感満載なのも魅力でした。そして何より、島の人々の温かい人柄に惹かれました。移住を考える上で、地域の人との関わりは重要な要素です。徳之島の人々は、私たちを温かく迎え入れてくれました。 <古民家DIYへの夢と空き家探し> 私は古民家などの空き家をDIYして住みたいという夢を持っていました。徳之島には多くの空き家があることを知り、旅行後すぐに住む場所探しを始めました。まずは「空き家バンク」で探しましたが希望していた金見集落の空き家は見つかりませんでした。そこで、NPO法人「あまみ空き家ラボ」の協力を得て、空き家ツアーに参加しました。 <運命の物件との出会い> 空き家ツアーで10件ほどの空き家を紹介していただき、その中で金見集落にある一軒の古民家に心を奪われました。築60年以上の古民家でしたが、梁や柱がしっかりとした美しい構造と、海を一望できるロケーションに惚れました。 <島暮らしの喜び> 移住して約2ヶ月が経ちますが、想像していた島暮らしとのギャップはほとんどありません。むしろ、島の人々の優しさに触れながら、徒歩2分の素敵なビーチで妻と愛犬と散歩する毎日が、想像以上に充実しています。<徳之島の魅力> 徳之島は、東京や大阪からの直行便がなく、アクセスが不便な場所にあります。しかし、その不便さもまた魅力の一つです。10月に訪れた時に見つけた「与名間ビーチ」や「手々浜海浜公園(キャンプが最高)」など、自然豊かなスポットもたくさんあります。コンビニ、スーパー、ホームセンターもあり、2024年12月には道の駅もオープン予定です。品揃えは都内と比べると限られますが、その物足りなさが「徳之島」の魅力だと私は感じています。 <サーフィンとコーヒーへの情熱> 私はサーフィンが趣味で、徳之島には人がほとんどいないサーフスポットがいくつかあります。日によっては貸し切り状態なので、思いっきり楽しむことができます。また、島ではコーヒー栽培にも力を入れており、私も将来的には自分の農園でコーヒー豆を栽培し、カフェを開くことを夢見ています。 <徳之島への移住を検討している方へ> 徳之島は、都会の喧騒を離れて、自然豊かな環境で暮らしたい方におすすめの場所です。一度訪れると、誰もが移住したくなるような魅力溢れる島です。 もし、移住に興味がある方は、ぜひ一度徳之島を訪れてみてください。
信州梓川
長野県松本市
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上京して20年弱が経ち、母も認知症となって施設に入り、誰も住まなくなった長野県の実家。一時は手放そうと考えていましたが、3歳と1歳の息子に自然豊かな地で遊ばせたいという思いから、もうしばらく別荘として利用することにしました。 かつてここに住んでいた頃は何にも無くてつまらない場所だと思っていましたが、美しい自然や新鮮な野菜や果物、温泉など、たくさんの観光地もあり、今では時々帰りたくなる、第二の拠点となりました。私の住む梓川周辺は「信州」の名をブランドとして、信州そばや信州サーモン、わさびや林檎などが有名です。桃とネクタリンの自然交配によって生まれた「ワッサー」や、隣町「波田町」の「下原(しもっぱら)すいか」も美味しく、シーズン時はこいつを目当てに帰ることもあります。 写真にある「国営アルプスあづみの公園」は、近所の堀金にあるとても大きな公園で、このような子供と過ごしやすい場所が多くあるのも、子育て世帯には嬉しい場所だったんだなと、家庭を持つことで気付かされました。 昔は何にも無かった実家の周辺も、今は新築の家が随分と増えました。土地が安いことから、移住してくる人も多いようです。
糸島
福岡県糸島市
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福岡県福岡市から西へ30kmのところに位置する、福岡県糸島市。この糸島市に7年の間暮らしていました。 都会に近いといっても、首都圏とは違い、今でも季節の風習が残っていたります。初盆にはご先祖さまを送るための盆踊りが、地域の人たちの横笛の調べに乗って、しっとりと踊られていました。まるで日本映画のワンシーンのような風景を体験して、盆踊りというのはこういうことなのだと改めて知らされました。そんな昔の風習がいまだに色濃く残っていたりする反面、近年は観光で訪れる人も多く、特に日本で一番大きい直売所であろう、JAの経営している伊都菜彩はいつも賑わっています。福岡のうどんはやわらかいうどんで、福岡に暮らしてみるまで、うどんはどちらかというと好きではなかったのですが(そば派ででした)、福岡で食べるようになってハマりました。伊都菜彩にもうどんが食べられる食堂があり、ここのうどんも手軽な値段で美味しくて大好きです。あとは福岡以外ではあまり食べられていないであろう、鯖を生の刺身で食べる、ごまサバ。新鮮な鯖にごまだれをかけてあるものが、たいていどこの居酒屋にもメニューにあったりします。そして冬は牡蠣小屋です。糸島のいくつかの漁港に牡蠣小屋があり、糸島で養殖されている牡蠣を網焼きで食べることができます。魚介だけでなく、肉も野菜も米もお花も、地元産で賄えるほど、農業の盛んな豊かな地域です。 なんだか食べ物の話ばかりになってしまいましたが、綺麗な海や山もあり、本当にいいとろだらけの大好きなところです。
岐阜東濃
岐阜県瑞浪市
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私が生まれ育ち、現在も家族と生活しているのが、岐阜県の東部に位置する瑞浪市です。恵那市で高校時代を過ごし、中津川市出身の主人の田舎に遊びに行くことも多いので、岐阜県東濃地方についてご紹介します。 この地域は、たくさんの自然に囲まれ『ザ・田舎』という景色が広がっています。そんな田舎ではありますが、高速道路も東西南北に整備され、名古屋まで電車1本で行けるという便利な土地柄のため、最近では東濃地方に家を建て、愛知県へお勤めになる方も増えていると聞きます。東濃地方の魅力をお伝えします。まずはやはり自然に囲まれていることです。 恵那山、御嶽山、遠くは伊吹山まで臨むことができます。中津川市、恵那市の山間の川は、とてもキレイで、夏の川遊びは最高です。マイナスイオンを全身で感じて過ごす時間は、最高の癒しの時間です。 次にお伝えするのは、歴史や伝統文化を感じることができるということです。この東濃地方には中山道が通っています。そのため各宿場町や沿道には、古い建物や遺跡が多く立ち並んでいます。また明智光秀生誕の地とも言われています。(諸説ありますが。)城跡も多く、歴史的な風情を残す町並みを感じることができます。伝統文化として各地域には歌舞伎小屋が残っており、地歌舞伎を伝承していく活動が盛んに行われています。私の娘も地歌舞伎に参加しており、秋の定期公演や各地へ出向いて披露する公演は、楽しみのひとつです。時代と共に消えつつある伝統文化もありますが、このすてきな伝統芸能は後世へ継承していってほしいと願っています。 そして地場産業でもある陶器の生産が盛んです。陶器やタイルの生産が盛んで、各地で行われる陶器祭りは、破格の値段で陶器が購入できるため、遠方からも多くのお客さんが来て、大変にぎやかなイベントです。陶芸家さんも多く、陶芸家さんのお家には立派な窯があり、素敵な作品を作ってみえます。また作陶教室も多く開催され、オリジナルの作品を作って楽しむこともできます。ちなみに私は毎年、地元公民館の陶芸教室で干支の置物を作っています。 そして最後にご紹介するのはグルメです。代表的な郷土料理と言ったら、からすみ(米粉菓子)、五平餅、朴葉寿司、栗きんとんです。お店でも購入できますが、各家庭でも季節毎によく作ります。祖母や母が作るこれらの料理が、私は大好きです。魅力溢れる東濃地方に興味を持ってもらえたら幸いです。 『東濃へ、いっぺんおいでなんしょ!』
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