別荘用に40年前に購入した土地、商談には苦労しましたがよい買主さんに出会えました
元々、約40年前の若かった頃に購入した土地で、九十九里浜の海に近い場所なので、将来別荘でも建てようかと思っていました。しかし、会社勤めの中で転勤も多く、気が付いたら結構な年頃になってしまいましたので、売却しようかと考えていました。しかし、このようなローカルな物件を仲介する業者も見当たらずにいたところ、「家いちば」を見つけ掲載したのがきっかけでした。物件の土地は、約10年前に盛り土擁壁工事を施し、草刈りも近隣の業者の方に実施してもらってましたので、整地された大変良い状態だったと思います。 買主の方は、30代でご自分で仕事をされている個人事業主の方で、若いのに決断力があり、商談もスムーズに進めることができました。なので、良い買主の方に巡り合えるかどうかで、かなり商談も変わってくるのかなと感じました。本物件の問合せも70件ほどあったかと思いますが、中には、やりとりの途中で何の連絡もなくなる方、盛り土擁壁工事実施のため、建設時にその費用が節約できるなど説明しいるにも関わらず、周辺の更地の相場は〇×だから、同じにできないかと要求され、ある程度相談はできますと答えた後に音沙汰なしというようなこともありました。 今回は、商談の途中で物件の権利証がないことに気づきかなり焦りましたが、家いちば指定の司法書士の方から「事前通知制度」というものを利用すれば登記できるということを聞き、その手続きをすることにしました。「事前通知制度」とは、所有権移転登記の申請後に、法務局が「このような申請がなされているが、売り主として間違いないか」確認するために売り主本人宛に確認の書類を送付し、記名・捺印(実印)の上、確認書を返送、その後登記が完了するものです。本来であれば、登記申請と同時に売買代金の決済も行われます。本件では、登記が完了したことを受けて買主の方から、支払がなされるため、「買主」「家いちば」を信用できないとなかなか安心できませんが、双方ともに信頼に足るものでした。司法書士の方からの登記完了の報告があった当日に売買代金の振込を確認できました。 家いちばの宅建士さんには、最後まで、こまめに連絡をくださり信頼関係も非常に深まりました。お世話になりました、ありがとうございました。 ※事前通知制度について、本件の事例の流れが必ずしも全てのケースで適用されるものでなく、状況により様々な対応があります(家いちば注記)。
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