私にも農地を買うことができますか？

条件を満たせば、買うことは可能です。農地を購入するには、農地法に基づく許可が必要で、その審査は市町村の農業委員会が行います。

審査では、買い手に耕作する能力があるかどうかを確認します。具体的には、農業の経験や農機具の有無、住所からの距離、耕作面積などの要件が見られます。申請すれば必ず許可が下りるというものではなく、実際に農業を行う意思と体制があるかが重視されます。

近年は、農地法の許可基準が緩和される方向にあり、法改正によって許可基準を各自治体が独自に定められるようになりました。これにより、地域の実情に応じた柔軟な判断がなされるようになっています。

たとえば、移住者の受け入れに積極的な地域では、新規就農者のハードルを下げているところもあります。一方で、農業が主要産業の地域では、今も厳格な審査が行われる傾向にあります。

まずは、その土地がある市町村の役所にある農業委員会の窓口に問い合わせてみるとよいでしょう。その際、農業を始めたい意欲や計画を丁寧に伝えることで、審査もスムーズに進むことが多いです。

家いちば運営事務局