市街化調整区域ですが、売るのに問題はありますか？

「市街化調整区域」に指定されると、原則として新たに建物を建てることができなくなります。
昔は建てられた場所でも、あとから区域指定されて制限されることがあります。一方で、そのような「既存宅地」などについては、一定の緩和措置が取られていることもあります。詳細は、役所の都市計画課に問い合わせるのが確実です。

このように制限の多い土地ではありますが、売買そのものが禁止されているわけではありません。
ただし、その制限内容を買い手が知らずに購入すると、当然トラブルにつながります。基本的には、現在ある建物をそのまま活かして住み続ける分には問題がないため、それを承知のうえで購入される方も少なくありません。一方で、その土地を担保にして銀行から融資を受けようとすると、かなりハードルが高くなることも知っておく必要があります。

また、数は少ないものの、売買自体や用途を制限されるケースもあります。たとえば、「空き家を買ってカフェにする」「賃貸に出す」などの用途が制限されることもあるため、事前にご自身の土地がどのケースに該当するかを確認しておくことが大切です。

なお、商談がまとまった後は、家いちばの宅建士が詳細な調査を行いますので、買い手が知らずに購入してしまうようなトラブルは避けられます。

家いちば運営事務局