木漏れ日が縁側に落ち自然と調和した風情漂う古民家、自分で改装しようとスケルトンにした状態のまま売ります
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霊峰・英彦山(ひこさん)を要する福岡県添田町にあり、150坪の土地に平屋と納屋が建っています。2年ほど前に購入し、自分で改装しようとスケルトン状態にしましたが、これ以上時間が割けないため手放します。排水のための暗きょを作ったり、前所有者の荷物を大量に処分したり、重労働の力仕事は済ませてあるので、DIYでイチから家を改装したいという方にオススメです。現状空き家で荷物等も撤去済みですのですぐにでも引き渡し可能です。 緑あふれた環境にひっそりと建つ落ち着いた風情の古民家です。家の前には田んぼ、裏には小高い山が控え、時折、山からウグイスの鳴き声が聞こえてくる、のどかな里山にあります。玄関へと続くスロープ状のアプローチは、秋になるとイチョウの落ち葉で黄色のじゅうたんとなり、春には玄関前の梅が花を咲かせ、豊かな自然と一体となった環境です。 晴れた日は縁側に木漏れ日が落ちます。建具をすべて取り払っているため開放感も充分。お茶でも飲みながらゆっくりと時間を過ごしたくなります。母屋と納屋、そして離れに浴室があります。母屋は変形の「田の字型」で現状は5DKとなります。 かつての客間は床の間や欄間、明かり取りの窓など書院造のしつらえがあり、上品なたたずまいが残ります。玄関入ってすぐには小上がりがあり、かつては客人に待っていただく座敷として使用されていた模様。純和風の座敷スペースですが、天井板に一部はがれが見受けられます。天井裏を調査したところ雨漏りはなく、小動物の糞尿で天井板が傷んだ模様。当方は天井を抜いて吹き抜けにする計画でした。台所はスケルトンにしようとしましたが途中で断念してます。床板を少し剥いだところ土間が現れたので、かつては土間の炊事場として使っていた模様です。台所の隣には2部屋あり。裏庭方向にあるドアから離れの浴室へ出入りできます。当方は浴室は母屋へ新設する予定でしたが、そのまま使用するなら給湯設備は見直しが必要と思います。 納屋はおそらく建築当時のままで、古材の風合いが心地よいつくりです。天井裏も含め、納屋は荷物であふれていましたが、こつこつ掃除とゴミ出しをしてカラにしました。ライフラインは公共水道があります。裏庭に井戸がありますが使用の可否は未確認です。トイレは現状くみ取り式ですが、町の助成金で合併浄化槽導入の補助が出ます。電気の引き込みはありますが電力会社(九州電力)と未契約のため、使用の際は確認が必要です。ガスは未契約ですが以前はプロパンガスが引かれていたようです。 裏庭には井戸が残っています。水が溜まっていることは確認済みですが、飲用OKかどうかは保健所の水質検査の結果次第。井戸用のポンプも7~8年使ってないようで交換前提で考えた方が良さそう。庭は多少整備したものの、もう少し手入れしたいところ。縁側に少し傾きがあるので工務店の方に相談したところ、ジャッキアップで少し上げてやれば充分再生できるとのことです。 最寄り駅の西添田駅(JR日田英彦山線)からは徒歩8分ですが、本数が少ないため車が必要と思われます。敷地内のスロープを利用すれば車は3台ほど縦列駐車できます。 物件所在地である添田町は本気で移住支援を進めており、リノベーション費用として100万円を一律支給してくれる制度があるようです。それも費用の半分とかじゃなく100%支給だそうです。 添田町定住促進リノベージョン事業支援金https://www.town.soeda.fukuoka.jp/docs/2017100200023/ (支給上限180万円/5年以上定住等の条件あり)
【物件概要】※古屋付土地(現状渡し)となります 場所:福岡県田川郡添田町庄 土地:505.22㎡ 建物:築年は1966年以前 / 母屋112.8㎡ / 納屋26.08㎡ / 浴室3.69㎡ 構造:母屋:木造1階建 / 納屋 :木造1階建 現況:空き家。水道以外のライフラインが未整備のため改装必要