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田舎図鑑

長崎県対馬市

片道切符で国境の島に移住したら、未開の地にワクワクしました

「対馬ってどこにあるの」移住先として知り合いにすすめられたとき、社会の教科書で名前は聞いたことはあるけど、場所すら知りませんでした。当時、わたしは漠然と島での暮らしにあこがれがあり、思いきって片道切符で移住を決めました。 まず感動したのは、海の綺麗さです。観光地としてはマイナーな対馬ですが、有名なリゾート地にも引けを取らない透明度の高さです。しかも、プライベートビーチを思わせるくらい人の少ない海岸が多く贅沢な時間を味わえます。そんな豊かな海からとれる海鮮類は、鯖を刺し身で食べれるほど新鮮です。プリプリの穴子、肉汁あふれるヒオウギ貝などやみつきになります。 次に、わたしが人生で一度は登りたい山だと感じた「白嶽」をおすすめします。何と言っても、頂上からの景色にいろいろな意味で絶叫しました。断崖絶壁の頂上は、今にも落ちてしまいそうなほどスリルで、晴れていれば韓国も見える大パノラマが待っていました。ハラハラ感と開放感が同時に体感できる山です。 日常生活では、動植物にいやされ、いただき物の受け渡しもよくあります。対馬特有の植物も多く存在しています。絶滅危惧種の花、ヒトツバタゴは、春になると見られるおなじみの光景です。夏になると月下美人という、一晩だけしか咲かない花の鑑賞会がはじまります。自然と近所の人たちがみんな集まって花を眺める様子に、わたしは豊かさを感じました。小さな集落であるほど、地域の人との交流が濃密になります。 また、よく散歩をするのですが歩いているだけで癒やされます。ノラネコが我が物顔で街で暮らしているからです。つい、ツッコみたくなるような行動に笑ってしまいます。しかし、かわいいノラネコですがどんどん数が増えている問題があります。他にも、世界各国のゴミが大量に海に流れ着くなど、住んでみて気づく改善点もみえてきました。島の恵みに恩恵をうけている以上、いつまでも美しい自然が残ってほしいと願っています。最後に、未開拓の地にわくわくする人、リアル・ジャングル・クルーズを味わいたい人、自然に癒やされたい人は、ぜひ対馬を体感しに来てください。

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