基本的には、「売った後にいくら残したいか？」で決めてよいと思います。そうでなければ、そもそも売る気にはなれないのではないでしょうか。ただし、どんな物件にも“売れる金額”という現実があります。

相場を知るには、同じエリア・似た条件の物件の売出価格を参考にするのが一番です。家いちばの掲載物件でもいいですし、他社サイトを見比べるのもよいでしょう。一般的には、最終的な成約価格は売出価格より少し下がる傾向があります。その点も踏まえて設定してみてください。

もし、数年前に購入してリフォームなどをされた経緯があれば、購入価格＋リフォーム費をもとに「少なくともこれくらいは」という目安を立てても構いません。その場合は、「リフォーム費を含んでいます」と正直に説明文に書いておくと、買い手も納得しやすく、希望価格で決まることもあります。買う人にとっても、修繕が済んでいる物件は安心材料です。

なお、固定資産税の納付書に記載されている土地・建物の評価額も一応の目安になりますが、特に地方では実勢価格と乖離が大きいことも多いので、参考程度にとどめましょう。

価格は交渉を重ねながら、自分のペースで決めていけるのも家いちばの良さです。最初はやや高めに設定し、反響を見ながら調整していく方法がおすすめです。いきなり安く掲載して問合せが殺到し、「しまった」と後悔する売主さんも少なくありません。後からの値上げは難しい──それも価格設定のコツです。

家いちば運営事務局

※上記の回答は家いちばでの売買における独自のものです