あれから、こんな風に使ってます
出会うべくして出会った、ご縁のあったお宅だと感じています
購入してから生活してみて苦労したことと言えば、冬の寒さ、梅雨の雨、ヘビや熊、鹿など沢山の生き物が出てくることです。ただそれも季節ごとのイベントとして彼と笑い話にしています。先日、山歩きの好きな方がいらして食べられる山草が溢れている、その気になれば十分生きていけるとおっしゃってました。彼はゆくゆく移住したいようで、少しでも時間があればDIYをしています。 将来、キャンプ場やハーブ園、動物とのふれあいができるカフェのようなものができたらいいなぁ、と夢はあります。土地が広いので人手と根性されあればなんでも出来そうです。と言うよりも、昔の人の知恵ってすごいと思うのですがあの土地に生息するものでほぼ、自給自足ができるように作られてたようです。庭にあった木々、大きなものも雑草のように見える草木に至るまで全て意味があって生活は事足りていたように思います。 せっかくご縁あって譲り受けた土地、家屋ですので もっと人が集い、自然と共存できるよう、ビオトープのような環境を作り、この先何十年も続いていくようなことをして売主さんに受けた御恩をお返ししなければ、と思っています。ご近所には手入れする人がいなくなって崩れ落ちるのを待つばかりの家屋があったり、荒れ果てた雑木林、土砂災害で崩れ落ちたままの道があったりする中、土地、家を愛して守ってらっしゃる方々が助け合って暮らしてらして売主さんも決して手放したくはなかったでしょうに跡を引き継ぐ方がいなくてどうにか守りたい、と願われて赤の他人の私たちに託してくださったお気持ちを考えると胸が詰まる思いがします。お家もしっかり手入れなされてましたし、農道具にもまだまだ命を感じました。特に倉庫からは古い写真や書類、仏具や掛け軸など出てきて日本の歴史も感じました。彼は僧侶でしたので倉庫で見つけた仏具は宝物で仏間や床の間を真っ先に整えて自宅から仏像や大切なもの全て運び込みお茶やお菓子を備えて経文を唱えています。以前売主さんに写真や動画をお送りした時、「家が喜んでいるようです。生き返りましたね。」というメッセージをいただき、胸が熱くなりました。この地、家、自然を譲り受けたのは私たちに与えられた使命でもあると思っているので独占するのではなく、皆さんで共有出来る場作りを目指します。やっぱり出会うべくして出会った、ご縁のあったお宅だと感じています。 (2022年1月30日現在) 【物件概要】 場所:京都府福知山市 土地:宅地392.21㎡、山・旧田畑の合計5,121㎡(6ヶ所分散) 建物:家102.48㎡、納屋28.91㎡ 構造:木造平屋茅葺トタン張り、木造平屋トタン張り
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